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海・船システム
乗組員編
一隻の船を動かす為に多くの人の力を合わせています。

1.船長
船の一番の責任者で「Captain(キャプテン)」と呼ばれています。
出入港、狭い航路などを航行するときなどは船橋(ブリッジ)で指揮をしなければなりません。それ以外では当直時間が決まっていないため、案外自由に…というわけにはいきません。時間通りに運航させ、天気、海員の体調などを心配していなければなりません。袖章、肩章は4本線です。
ちなみに、練習船北斗丸の船長は変針点、当直交代ごとにブリッジに現れ、当直士官・実習生の報告を聞いていました。

2.甲板部
甲板部とは航海士、甲板部部員のことを指します。仕事は船の操縦、船体・属具の手入れ、出入港時の作業などです。さらに、航海士のことを職員、その下に甲板部部員います。

・一等航海士(職員)
甲板部の責任者で「Cheif Officer(チーフオフィサー)」略してチョフサー、略して書くとC/O。
船長不在の時は船長代行を務め、出入港時の配置は船首。船首でブリッジと連絡をとりながらアンカー(錨)や、ライン(綱)の指示を出します。
当直時間は一般的に4〜8、16〜20時でヨンパーワッチと言われ、その時間は船橋にいなければなりません。袖章、肩章は3本線です。

・二等航海士(職員)
「Second Officer(セカンドオフィサー)」略して書くと2/O。一般に、海図の管理をしています。
出入港時の配置は船尾で、ブリッジと連絡をとりながら、ライン(綱)の指示を出します。
当直時間は0〜4、12〜16時でゼロヨンワッチと言われています。袖章、肩章は2本線です。

・三等航海士(職員)
「Third Officer(サードオフィサー)」略して書くと3/O。一般に船舶の装備品の管理で、またC/Oの補佐でもあります。
出入港時の配置は船橋で、船長の補佐をし、特にエンジンテレグラフの操作をします。
当直時間は8〜12、20〜0時でパーゼロワッチと呼ばれ、普段の生活と当直の時間がほぼ合っています。袖章、肩章は1本線です。

・甲板長、甲板手(操舵手)、甲板員 (部員)
甲板長は「Boatswain」略して書くと「Bosn(ボースン)」。一等航海士の指示を受けて甲板手、甲板員達を指揮します。
甲板手は「Quarter Master(クオーターマスター)」略して書くとQ/M。航海士の指示を受けて直接操舵輪をまわします。また、ペンキ塗りなど、色々と仕事があります。
また、当直に入るには当直部員の判子が必要になり、船員として1年間乗ると運輸局等で船員手帳に判子を押してもらえます。
甲板員は「Sailor(セーラー)」略して書いてもSailor。甲板長の指示を受けて甲板関係の仕事(保守整備)をします。

3.機関部
機関部の仕事はエンジンの保守です。他には発電機、冷凍機、クレーンなどの補機などの手入れ、保存も仕事です。
この頃は、24時間当直体制ではなく、夜間はコンピューターによって監視をしており、何かあった場合は当直機関士の部屋のアラームがなるようになっています。だから、夜間の機関室には誰も居ないことが多いです。
機関部でも機関士を職員、その下に部員がいます。

・機関長(職員)
機関部の最高責任者で「ChiefEngineer(チーフエンジニア)」略して書くとC/E。船長を助ける立場にあり、出入港時には制御室にいなければならない。

・一等機関士(職員)
「FirstEngineer(ファーストエンジニア)」、略して書くと1/E。機関長不在の場合は機関長の代行をする。航海中はメインエンジンの運転、整備をする。
また、機関部部員の指示も出さなければならない。

・二等機関士(職員)
「SecondEngineer(セカンドエンジニア)」、略して書くと2/E。担当は補助機関、冷凍機器などの保守、管理である。

・三等機関士(職員)
「ThirdEngineer(サードエンジニア)」、略して書くと3/E。担当は発電機、クレーンなどの保守、管理である。

・操機長、操機手、操機員(機関員) (部員)
操機長は「NO,1 Oiler(ナンバーワンオイラー)」、略して「ナンバン」略して書いても同じで、機関長や一等機関士の指示のもと機関部員を指揮する。
操機手は「Oiler(オイラー)」、略して書いても同じである。潤滑油などを注入するなどが仕事である。
操機員(機関員)は「Assistant Oiler」、略してAsst/Oiler。機関士や操機手とともに機関の運転、整備を仕事としている。

4.無線部
仕事としては陸、船と通信を行います。また気象通報を受信し、天気図を作るのも仕事です。
上記以外としては無線関係機器(レーダー、無線機)などの修理や整備などもします。が、この頃では、通信設備の発達、簡素化により航海士が通信士を兼任するようになってきています。
ちなみに北斗丸では
・通信長「Chief Radio Officer」略してC/R
・二等通信士「Second Radio Officer」、略して2/R
・三等通信士「Third Radio Officer」、略して3/R
の三人が乗っており、商船系の学歴に関係のない人達が乗っていました。

5.事務部
旅客船の場合、客の世話すべてをここが担当し、一般の船でも食事などはここに属する。

・事務長
「Purser(パーサー)」、略してPur。経理面を担当し、会社や官庁、税関などに提出する書類を作ったりする。通信長、一等航海士が兼任する場合もある。

・事務員

・司厨長
陸で言えばコック長で、調理、食料の吟味をする。司厨手、司厨員の指示もだす。

・司厨手
調理をしたり、ボーイみたいなこともする。

・司厨員
司厨手の下におり、調理をしたり、ボーイみたいなこともする。

6.医務部
船客、乗組員の健康を管理し、また船内の衛生を担当する。
大きなクルーズ船以外で船医が乗っていることは珍しく、よほど衛生環境の悪いところに行く船ぐらいである。代わりとして衛生管理者が乗っている。
自分が実習した時の北斗丸では船医ではなく看護長が乗っており、その看護長は潜水艦乗りだったそうです。

・船医
「Doctor(ドクター)」、略して書くとDr。

・看護長
「Nurse(ナース)」、略して書くとNurs.


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